ゲーム機

ニンテンドー3DS、一つの時代の終わり

ニンテンドー3DSがとうとうその役目を終えようとしています。

本日6月4日時点でニンテンドー公式HPでは発売スケジュールに3DSの今後の発売スケジュールはありません。

一方であくまで噂ですが、秋頃にSwitchの小型化したモデルが登場すると言う話があります。

それ程Switchを外に持ち歩く層が多く、一つの携帯ゲーム機として成功していると言うことなのでしょう。

8年と言う長きに渡り前線を張り続けた3DSから、Switchへバトンを渡すニンテンドーの思惑を考察してみたいと思います。

携帯ゲームと言う枠の消滅

スマホゲームの台頭によるスタイルチェンジ

ここ10年で最も躍進したゲーム機はPS4でもXboxでもなく「スマートフォン」でしょう。

元々はGREEやmixi等のSNS内のコンテンツとしてジワジワとシェアを伸ばし、スマートフォンと言う新たなプラットフォームが登場すると瞬く間にアプリとして爆発的な広がりを見せました。

一方、10年くらい前と言うと丁度モンスターハンターがPSPで絶頂期を迎えていた時期と重なります。

しかし、PSPはその後モンハンを越える程のメガヒットには恵まれず、PS Vitaへと世代交代をするもお世辞にも大成功とは言えない、苦戦を強いられています。

それと反比例するようにスマホゲームがシェアを拡大する中、ニンテンドー3DSは一定の成果を上げ続け、メガヒットとまでは行かなくともコンスタントに話題作をリリースしていました。

PSPと3DSは何故ここまで明暗が別れてしまったのでしょう。

女性ユーザーを一定数取り込むことが出来た3DS

PSPの致命的な失敗は女性ユーザーを増やす事に失敗した事ではないかと思います。

女性ユーザーのニーズが全く無かったわけではありませんが、発売されるタイトルを見てもポップなタイトルよりも所謂オタク層などコアなユーザーに支持されるタイトルが多かったために、そうではない一般層の取り込みに苦戦したと考えられます。

では、3DSはどうだったのか?

任天堂のゲーム機はターゲット層を明らかにファミリー層などを意識したタイトルが充実していました。

スーパーマリオシリーズを始め、ポケモンやどうぶつの森など家族で楽しめるゲームが地盤を固め、そこにゼルダやスマブラに加えてPSPからプラットフォームを移したモンハンのようなブランドが確立されたタイトルが続々発売されました。

そう言った戦略によりスマホゲームの台頭があってもニンテンドーのハード独自のブランドと訴求力によって苦戦はしてもジリ貧にならずにとうとう8年も活躍して来ました。

そこにはやはり、各ブランドに一定数存在するライトユーザー、特に女性を取り込めた事が大きなアドバンテージになった事は想像に難くありません。

バトンはSwitchに託された

私が任天堂は見事だなと思うのは、ハードが換わる際に起こるユーザーの離脱によるブランド力の低下が少ない、あるいはそれ以上に新規ユーザーを獲得してカバーする事が出来ていると言う事。

WiiUからSwitchに移行する際も、スプラトゥーンと言う自社製のメガヒットタイトルの新作をローンチソフトに据える事で新旧ハードの橋渡しを比較的スムーズに成し遂げています。

そして、Switchの強みである据え置きにも携帯にも対応すると言う新しいスタイルが認知された事で3DSを安心して引退させる事が出来ると言う流れになるわけです。

そしてこれはゲーム史において大きな転換点となります。

Switchがもたらすのは、いずれ携帯用ゲーム機と言う枠が無くなると言う事。

PS Vitaがまだ現役であるとは言え現状の普及度合いを見ても持ってあと数年、SONYがそれでも次世代の携帯用ゲーム機を作ると言う舵取りをする可能性はあまり無いと思います。

つまりゲームボーイから始まった携帯用ゲーム機の30年の歴史は遂に終了する事になるのです。
(もっと掘り下げたらゲームウォッチと言うのもありますがアレは別物と言う事で…)

まとめ

Switchがもたらす革命の時はいつになるのか。

鍵となるのはSwitchの廉価版の発売と、未だ未知数のPlaystation5の実態如何になるでしょう。

携帯ゲーム機が平成の遺産となる日は近い。

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